約15年ほど前、私が研究職だったころ。
当時はインターネットなど普及していなくて、何かを調べるにも今とは違ったやり方をしてました。
インターネットがなく、ヤフーもグーグルもないんですよ。
(あったかもしれませんがみんな使ってなかった)
なにか製品を開発する時、どうするか?
情報収集の一つは、特許庁に行って特許(先行技術)を調べます。
今から開発しようとしている製品に関連する研究がどのように行われているか調べるのです。
調べるのもデータがあってパソコンで見るのではなく、紙なので、特許がつづってあるバインダーをぱらぱらめくって調べます。
ですので特許庁に行くと、大勢の人がすごい勢いでバインダーをめくっています。
これを職業にしている人もいました。
「調べ屋」みたいな、企業から依頼されて情報を集めてくる人。
こういう人は指にゴムサックをつけてすごい勢いです。
特許を見るとどの企業がどのような研究をしているのかよくわかります。
製品が出る前、研究段階で関連特許がたくさん出てくるので。
特許はその研究の権利を自分だけのものにするため、他に真似されないように出すのですが、裏を返すと情報の公開になります。
そう、情報の公開です。
私は主にインクなどの配合をしてました。
配合の場合、それを入れても(ほぼ)絶対に分析できないというものがあります。
これは言っていいのかわかりませんが、そういう物質の場合、特許は
出しません。
なぜなら知られたくないから。
もう10年以上も前のことですし、今は違うかもしれません。
今ではインターネット、メール、携帯電話などが普及して調べるのでもなんでも
スピードが早くなりました。時代の流れが速いのもわかります。
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