今日も昨日に引き続き、技術関連のお話です。(意外と好評でした)
野外に貼ってあるポスターとかで色が落ちてしまって変色しているのを見たことありませんか?
太陽の光にあたっていると落ちてしまう色があります。
オフセット印刷の場合、インクの色を出している原料は「顔料」と言います。
この顔料の光に対するがまん強さですぐ色が落ちてしまうか、落ちないで残っているかが決まります。
普通のインクでポスターを刷って外に貼っておくと赤とか黄色の色がなくなって真っ青な顔になったりします。
今はなくなりましたが、昔は選挙ポスターとか顔が変色したのがよく貼ってありましたよね。
これを防ぐのには、光に対して強い(色落ちしにくい)顔料でできたインクを使います。
「超耐光」とか「ディスプレイ用」とかいわれるインクで、特別に光に強いインクです。
野外に貼ることがわかっている場合はこのインクを使います。
顔料の光に対する強さを表すのに「耐光性」という言葉を使います。
耐光性が強いとか弱いとか。
耐光性の強い代表が車に使っている塗料。
車は太陽の下で何年も日の光を浴びなければいけないので、そうとうがまん強い顔料です。
逆に耐光性が弱いのはいろいろありますが、たとえば蛍光色。
昔テストの時、教科書や参考書に引いたアンダーライン。
ピンクとかグリーンとかキレイなやつ。
外に置いとくとたぶん1日で色がなくなると思います。
むかーし、選挙ポスターを普通インクで刷ってしまって、「色が落ちた!」
と言われたことあります。ガクッ
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