日本経済新聞。
団塊の世代退職目前で、製造業の技術伝承を加速するという記事。
ところが印刷関連の場合、
機械の進歩により、「職人技」がいらなくなってきている。
言い変えると、誰でも使えるように機械が進歩している。
もちろん、少し変わった事をやるときとか、トラブルの発生時などはベテランでないと分からないことがあるが、普通に刷るだけならいわゆる職人技がそれほどいらない。
印刷関連もコンピューター化が進み、機械の操作はタッチパネル。
色のデータを磁気カードに読み込ませ、印刷機に入れるとインクの調整ができてしまう。
逆にパソコンになれていない熟練の人だと操作が覚えられない。
原稿もパソコンで作ったデータが主流になってきているので、パソコンができれば製版も出力も誰でもできる。
アナログ原稿の時はかなりの熟練が必要だった。
作業する人による仕上がりの差も激しかった。
今は印刷全体の工程もずいぶん短縮されている。
このままいくと、コピー感覚で印刷ができてしまうかもしれない。
このような流れになると、簡単に誰でも同じようなものが作れるようになるので、印刷会社による差がなくなる。
差別化しにくい。
どこの会社でも、そこそこ良い品質のものが同じように出来る。
実際に本とかチラシ見ても、今そんなにひどいものないですよね。差が少ないです。
どこで差をつけるか?
昔は設備を増やす時には「品質向上」とか「工程短縮」の目的も多かったが、今は戦略、戦術、ターゲットなど運用面もよく意識しなければいけない。
どこを狙って、どんなサービスをするのか・・・
「製造業」の中に「サービス業」を付加しなければ。
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