ブックカバー 同人誌印刷 用語集
同人誌印刷 用語集「ブックカバー」
ブックカバーとは、同人誌の表紙のさらに上にかぶせる印刷物のことです。
単に「カバー」とも言いますね。
表紙だけの同人誌より、見た目が豪華になるということもありますが、
同人誌を痛まないようにするという役目もあります。
カバーは糊などで接着していないので、もしカバーが汚れたら交換することもできます。
そのため、同人誌ではないのですが商業出版物などは本の部数よりもカバーを多く印刷することがあります。
本を痛まないように守るという意味ではコート紙にPPを貼ったブックカバーが多いですが、
特殊紙などでも問題ないです。
使う紙の厚みは110㎏前後でしょうか。
基本的には表紙より薄い紙を使います。
コーシンではブックカバーのオプションもあります。
折り返しの長さですが、本の横幅よりも短ければカバーにすることは可能です。
だいたい同人誌の横幅の半分くらいの長さですね。
B5サイズの同人誌の場合は折り返しの長さがだいたい7㎝くらい。
あまり長くすると印刷する時の紙がワンランク大きくなったりしてコストアップになります。
ブックカバーは開いた状態で印刷しますので、この折り返し部分に印刷しても
料金は変わりません。
ブックカバーの背幅ですが、表紙より1ミリ大きくしてください。
ブックカバーをかける時には表紙はだいたい1色印刷です。
カバーをかけると見えなくなるので、あまりコストをかけません。
表紙に印刷をしない、ということもできますがオススメしません。
カバーをはずした時に無地の同人誌になってしまうのと、
表紙が無地だと製本の時にやりにくいのです。
本をとじた状態だと上下がわからないので、その都度確認してからカバーをかけなければなりません。
表紙に印刷があれば上下がわかるのでやりやすいです。
ブックカバーのさらに上にオビというものをかける場合もあります。
大きさはだいたい同人誌の上下サイズの1/3くらいでしょうか。
もっと大きくもできますがカバーが見えなくなってしまいます。